SSブログ

『学食』とは呼んでなかった学食の思い出・・・ [懐かしもの]

2022年9月15日(木)・・・日中の気温はそれなりに上がっていますが、朝晩はぐっと冷え込んできました。今朝も快晴でそこそこ寒し・・放射冷却現象なんでしょうね。ところで9月15日は敬老の日です・・昭和のおじさんはそう刷り込まれています(笑)テニスをやっていた友人Sは今どうしているのか?9月15日が確か誕生日で『竹下景子と同じだ・・』と当時の記憶・・・そんなどうでも良いことだけはしっかり覚えていたはずなのに、最近どんどん忘れていることに気づきます。映画『ラストレター』と身近でやりとりさせていただいた手紙をきっかけにチョット思い出したこともここに書いておこうと思います。

高校時代、お弁当を昼休みに食べた記憶がほとんどありません。言い方を変えると、弁当がお昼休みまでもつはずありませんでした。普通に1時間目とか2時間目あたりの休み時間(10~15分程度の時間だったと思いますが)には弁当食べてましたし、それは私だけのことではなく教室内の日常風景でした。朝学校についてホームルームまでの時間に弁当の蓋を開けたことも少なくありません。もちろん朝食はちゃんと食べて来てました。でもそんなに早く弁当を食べてしまうと、昼休みや放課後には当然またお腹が空いてくるわけで、そんなときなどは小遣い残高と相談しながら学食を利用していたと思います。学食は、校舎に並んで建てられていた同窓会館(だったか?)の1階に売店と一緒に入っていました。2階は部活で合宿するときなどに宿泊できる設備がありました。建物の名前は『造士館』だったので、『食堂に行く』。『売店に行ってくる』ではなく、『ゾウシカンさ行くべ』でした。

 メニューはかけ、天ぷら、月見、肉そば&うどん(夏季のみもり、ざるも)とカレー・・と書いていて記憶が結構怪しげで大学の学食と混同している可能性あり。注文システムは、カウンター越しに厨房内のおばちゃんに直接オーダーし、現金を渡すやりかた。売店の方は、食堂の一角にあり、揚げあんぱんやサラダパンなどの調理パンと牛乳瓶に入った飲料(普通の牛乳、コーヒー&フルーツ牛乳のほかりんごジュースなんかもありました)と文具などを扱っていたんじゃなかったかな? ある日カレーを頼みました。確かカレーは180円で、ひき肉の粒と溶けかけた玉ねぎのみが具として認識できるルーを型抜きしたライスにかけるシンプルなものでした。カレーを注文してから財布を確認すると160円しかないことに気づいた私は慌てておばちゃんにそのことを伝えました。160円ならかけそばは食べられたはずです。あ、それとネギスープもです(ネギスープについてはこちらを御覧ください)。するとおばたちゃんは『カレー食べたかったのかい?じゃ160円のカレー作ってやっから』と言ってふつうと変わらない盛りのカレーを私に渡してくれたのでした。これには大感激でした。この日以降、私は下膳時には自然と『ごちそうさま』を言う前に、ちらかった食器の整理をするようになりました。

また別のある日の放課後、食堂に行くと食堂のメニューは完売とのことで、売店でパンでも・・と思ったのですが、なんと売店のパン類も完売品切れ状態でした。よっぽどショックを受けた顔をしていたのか、ひもじそうに見えたのかはわかりませんが、売店のおばちゃんが『ちょっと待ってな~』と言いながら、傍らの自分のカバンの中をガサゴソして、『これ食べなさい』とお菓子少々を分けてくれたのでした。いや、これまた感激!満腹にはなりませんでしたが、おばちゃんありがとう~~でした。

そして?高校卒業の日、卒業式が終わると職員室には行きませんでしたが、造士館にこれまでのお礼をしに行きました。おばちゃんたちも喜んでくれて『卒業式に挨拶に来たのはあんたが初めてだ』などと言ってもらいました(そのおばちゃんが何年勤めていたかは存じませんが・・笑)。そんな学食の思い出。

 

おじゃがす

 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。